シンガーソングライターの竹本健一さんとのコラボで
お届けしていた
「究極のラブソング」
私自身、かなり思いいれがあり、大切に温めてきた
企画でしたが、一時お休みをしていました。
そんなときに、突然届いた1通のメール。
ある花嫁さんからでした。
少し長くなりますが、ご紹介します。
『突然のメールで失礼します。
「究極のラブソング」で竹本さんの歌を聞いて、
ぜひ私たちの歌を作って
いただけないかと思いました。
どのような形でこの事 をお願いしていいか分からず、
とにかく私の話しを
聞いて頂きたいと いう思いで今メールしています。
少し長くなってしまうかも知れませ んが、
最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
私と彼は5月30日に結婚する事になりました。
彼とは高校生の頃から知り合いでほんの小さなきっかけから
お互い惹かれあって付き合うようになりました。
今回、
メールをさせていただいたのは彼にサプライズで竹本さんの歌を
送ってあげたいと思ったからです。
実は、私たちが結婚を決意したのは、
彼のお母さんが亡くなったことが大きなきっかけとなりました。
去年の3月に彼のお母さんは49歳という若さでありながら
子宮肉腫というとても珍しい癌のため天国に行きました。
私が、彼のお母さんと初めて会ったのは一昨年の11月でした。
入院していたときにお見舞いに行って彼に紹介してもらいました。
手術後で辛いはずなのに
「こんなところで初めて会うようになっちゃってごめんね」
と笑顔で挨拶をしてくれました。
お母さんが病気になる前から彼は4月から広島に勤務になることが決まっており、
彼はお母さんが心配だから、
行かないと話すと
「あんたは男なんだから
どんな理由であれ一度はチャレンジしなさい!!」
とお母さんは彼に喝を入れていました。
自分がどんな状況に置かれていても母親でいる姿を見て、
私はなんて強い人なんだろうと思いました。
闘病中、
彼は痛みで眠れなくなったお母さんの傍でお母さんが眠りにつくまで
ずっとずっとマッサージをしていました。
そんなある日病室でお母さんと二人きりになった事がありました。
その時にお母さんは私にこんな話をしてくれました。
「私は、今とても幸せなのよ・・・だってこんなに息子と一
緒にいれること
なんてなかったし、
自分の息子がこんなに優しい子だったって知る事が出来たんだもん。
だから、 私は大丈夫・・」
私はただ頷く事しか出来ませんでした。
そして、彼が広島に出発する二日前にお母さんはそっと息を引き取りました。
お母さんの死が私たちの絆を強く強く結びつけてくれました。
お母さんの死からもうすぐ1年です。
最近、彼は母親をテーマにしたいろんな歌を聞くのです。
そんな歌を聞いてはお母さんを思い出して泣いてしまうこともあります。
そんな彼を見ていて、
是非とも彼に彼のお母さんの歌を贈りたいと思いました。
彼も、お母さんに似てとても優しく、とても強く、
とても笑顔の素敵な人です。
どうか、お願いします・・・
私たちの結婚式に天国にいる彼のお母さんに竹本さんの歌を届けさせてください。』
このメールを読んで、竹本さんも私も同じ気持ちでした。
天国のお母様へラブソングを届けたい・・。
そして、
ご新婦さまとお会いし、たくさんのお話をお聞きしました。
新郎のお母様のお写真も見せていただきました。
みんなの思いはひとつになりました。
そして、5月30日。
きっと会場のどこかにいらっしゃるであろう、新郎のお母様へ
究極のラブソングを届けにいってきました。
竹本さんが創り上げた歌は、
本当に優しく、お母様に語り掛けるようで、
素晴らしいものでした。
いよいよ本番。
竹本さんの登場に驚く新郎。
そんな新郎に微笑みかける新婦。
そして、竹本さんの歌が静かにスタートしました。
「不思議なもんだね
あなたがいなくても
時間は進む追い越してゆく
そんな違和感に少しづつ慣れたり
近頃涙もろくなったり
あなたが残してくれた
「だから私は大丈夫」
そんな言葉が僕らに
未来を信じさせてくれる
果てしない道なき道も
怖じけずに歩み出せるのは
あなた譲りの度胸なのかな、
強がりなのかな
花束を捧げるように
2人で誓った この空に
幸せになるよ永遠であることを
誓う あなたに」
新郎新婦、そして会場にいる誰もが
その歌詞をひとつひとつ噛み締めるように、聞いていました。
そして、誰もが泣いていました。
私もビデオを撮る手が震え、流れる涙をぬぐえませんでした。
そして、ふと親戚の伯父様がゆっくりと歩いてこられ
お母様の遺影をそっと優しく新郎に手渡されました。
その遺影を胸に抱き、
きっと今まで堪えていたものが堰を切ったように
新郎は泣かれました。
歌が終わり、新郎と竹本さんは
固く固く握手を交わされました。
最後の謝辞のときに、新郎のお父様が
「あの歌は私にとっても最高のプレゼント・・・」
そう言ってくださったこともとても嬉しかったです。
心がとっても豊かになった一日でした。
究極のラブソング。
やっぱり私はこの企画が大好きです。
もっともっとたくさんの人へ
世界にひとつだけの歌を届けたいな。
T&Gの優位性企画として
もっと温めていくのでお楽しみに☆